歯並び・噛み合わせ治療

歯並び、噛み合わせは、もともと悪かった場合と、後から悪くなった場合で、治療方法が異なります。

■①もともと歯並び、噛み合わせが悪い場合の治療方法

もともと歯並び、噛み合わせが悪い場合は、金属の枠のようなものを歯に取り付けて、少しずつ歯並びを矯正していく、という治療を行います。
矯正治療については別のページで詳しくご説明していますので、そちらをご覧ください。

>>矯正治療について詳しくはこちら

ただし、通常の矯正治療では治せない場合もあります。
どういう場合かというと、上あごの骨や下あごの骨が、歯に比べて大きすぎて、出っ歯になっていたり、受け口になっていたりする場合です。これは、骨格と歯のバランスが崩れているということです。
また、上下のあごの大きさのバランスが悪くて、それぞれの歯に不要な力がかかり、歯並びが悪くなってしまったり、フェイスラインが崩れてしまったりしている場合です
このバランスは、遺伝的なものもありますし、成長期のあごの優劣がかかわることもあります。
このような場合は外科的な矯正手術が必要で、骨をずらす手術をすることになります。保険内でできる手術ですが、あいば歯科では対応していません。あいば歯科にお越しいただき、もし、手術が必要だと判断した場合には、信頼できる医院をご紹介させていただきます

■②後から歯並び、噛み合わせが悪くなった場合の治療方法

もともとは、正常な歯並び、噛み合わせだったはずが、すこしづつ悪くなった、という場合、歯周病か、どこかの歯が無くなったことが原因の場合がほとんどです。どちらが原因かによって、治療の方法が異なります。

・歯周病が原因で歯並び、噛み合わせが悪くなっている場合の治療方法

歯周病が進むと歯の根元がゆるみ、歯に圧力がかかっても支えることができなくなります。その結果、歯が前後に傾いたり沈んだりして、歯並びが異常になることがあります。この場合は、歯周病の治療をすることで改善することができます。歯周病については別のページで詳しく説明していますので、そちらもご覧ください。

>>歯周病について詳しくはこちら

・歯が無くなった事が原因で歯並び、噛み合わせが悪くなっている場合の治療方法

虫歯や外的な圧力によって、歯が抜けたり欠けたりした場合は、欠損した箇所に空白ができます。その空白部分に正常な歯が寄るようになり、歯並びがずれてしまうことがあります。そういったずれが起こらないように、入れ歯などの人工歯を入れるのが、一般的です。
その方法は、入れ歯、ブリッジ、インプラント3つの方法があります。また、お口の中の状態によっては、歯が無いままでも問題ないというケースもあります。 あいば歯科では、まず、カウンセリングを行い、現在、どういうことで困っているのか、どうなったらうれしいのか、できるだけ費用をかけないで治療したいのか、お金がかかってもいいから快適に長く使える歯がほしいのか、など、ご希望をおうかがいします
その後、実際にお口の中を見せていただき、患者さんの生活スタイルや、お口の状況などからどんな治療が可能なのか、それぞれ、どんなメリット、デメリットがあるのか、をご説明いたします。
その上で、ご自身が一番良いと感じる治療方法をお選びください。 歯が無い場合の治療方法については別のページで詳しくご説明していますので、そちらもご覧ください。

>>歯がない場合の治療について詳しくはこちら

■噛み合わせの異常は、体に不調を起こすことがあります

噛み合せが悪いことで、歯や歯ぐきに痛みを感じることがあります。その場合は、痛みをなくす治療をしてから、噛み合わせの調整をします
ところで、噛み合わせが悪いと、歯の痛みだけではなく、肩こり、めまい、頭痛、吐き気などを起こすことがあるのをご存知ですか
首の周囲にはさまざまな筋肉が集中しており、過度なストレスがかかると肩こりなどの症状が起こるのですが、その原因のひとつに噛み合わせがあるともいわれています。筋肉の過緊張は、長い時間をかけて起こることが多いのですが、噛み合わせが悪いと食事などのたびに、口をあける筋肉が緊張してしまい過緊張につながるのです。

歯並びが悪いことが原因で、正常な噛み合わせでなくなってしまうということもあります。
それ以外にも、たとえば虫歯治療によるかぶせ物や詰め物が原因であったり、歯周病によって、噛み合わせのバランスが崩れてしまったりすることもあります。これらの場合は、その原因を治療することで正しい噛み合せを再現し、症状を緩和します