歯周病
■あいば歯科の「歯周病治療」のポイント
■その1 痛みやしみる症状を最優先で処置
歯周病とは、歯周病菌により、歯ぐきや骨などが炎症を起こしたり、歯ぐきに膿がたまる病気です。
歯周病の症状は、急性期と慢性期を繰り返しながら少しずつ進行します。体力の低下や睡眠不足などで症状が急激に悪化する急性期には、歯ぐきの腫れや膿がたまって神経を刺激し、激しい痛みを感じることがあります。
歯周病によって痛みやしみる症状が出ている場合、あいば歯科ではそれを抑えるための処置を最優先で行います。例えば、膿で歯ぐきが押されて痛い場合、膿を出して炎症を抑える治療を行います。その上で、歯周病によく効く抗生物質を処方します。大半の症状はこれでかなり楽になります。
■その2 スピーディな治療で再感染を防ぐ
一般的には、歯ぐきの歯石除去と歯ぐきの奥の歯石を取る2種類のクリーニングを複数回に分けて行った後、歯周病の治療に入ります。しかし、クリーニングにあまり時間をかけすぎると、クリーニングをしていない箇所から歯周病菌が侵入し、再感染を起こすリスクがあります。そこで、あいば歯科では、クリーニングと治療を同時に行い、再感染や繁殖の予防につなげています。
クリーニングはある程度症状が進行している場合でも、基本的に2回で治療が完了します。症状の進行度合いによっても異なりますが、歯ぐきの歯石除去の後、3日間服用の抗生物質を処方して歯周病菌を抑えていきます。軽度の場合のクリーニングはこれで終了です。中程度以上の場合は、次回来院時に歯ぐきの奥の歯石取りをしますが、これも1回ですませるようにしています。
クリーニングと同時に、歯ぐきの炎症を抑えたり、症状が進行して歯ぐきや骨に損傷がある場合は再生する治療を行います。歯周病によって歯の位置が変わることがあるため、クリーニングの際は必ず噛み合わせのチェックを行い、必要であれば噛み合わせを正常に戻す治療を行います。
ちなみに、クリーニングは「痛い」と思っている方もいらっしゃるようですが、歯ぐきの歯石除去は痛くありません。歯ぐきの奥のクリーニングも痛くないように麻酔をして行いますので、痛みを感じることはほとんどありません。
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■その3 再発を防ぐ定期チェック
歯周病菌は、お口の中にたくさんある常在菌の一つであり、誰もが持っています。歯石がたまるとそれをすみかとして繁殖し、痛みやさまざまな症状を引き起こします。放っておくと歯を支える骨に大きなダメージを与え、歯が抜けたり、血管の中を菌が移動して心臓や脳に障害を起こす可能性もあります。このような恐ろしい状態を引き起こさないためにも、いったん症状がおさまったからといってそのままにせず、定期的なチェックで歯周病菌の状態をコントロールしていくことが重要です。
あいば歯科では、治療後も定期的に炎症や出血の有無をチェックする検査を保険の範囲内で行っています。効果的な歯ブラシ法をはじめとしたセルフケアの方法についても随時お伝えし、歯と歯ぐきの健康な状態の長期的維持に努めています。もちろん、最新の機器を使用した精密検査も実施していますので、気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。