部分入れ歯を作るときのポイント
入れ歯を作る際、重要なのは「型取り」と「咬み合わせ」です。口の中はとても繊細です。歯が抜けたところに、ただ入れ歯を入れるだけでは、「痛い」「合わない」といった不具合が起こります。最終的な咬み合わせまで設計して部分入れ歯を作ることが大切です。咬み合わせを正しくすることは、残っている健康な歯を守ることにもつながります。
なお、保険診療の部分入れ歯は金属のバネで固定します。見た目が気になる方には、自由診療になりますがバネの見えない部分入れ歯もあります。
部分入れ歯の注意点
部分入れ歯は、健康な歯を削ることなく、歯を失った部分を補うことができます。入れ歯の製作期間も短く、保険適用なら費用も抑えられます。
一方で注意点もあります。
・金具で固定するため、見た目が気になり、違和感を感じやすい
・歯磨きがしずらく、残った歯が虫歯や歯周病になりやすい
・残っている健康な歯に金属のバネをかけて固定するため、負荷がかかり、残りの歯も抜けやすくなる
こういった点を考え、抜けた本数が少ないうちに、インプラントを選択される患者さんもいらっしゃいます。
費用
保険診療(三割負担)1500円程度
注意事項
食後や就寝前にはお手入(入れ歯洗浄)が必要です。あごの骨や歯ぐきが痩せて、入れ歯が合わなくなることがあります。